星を撮るのに覚えておきたい3つのこと【その2.いつ?どこで?編】

星を撮るのに覚えておきたい3つのこと【その2.いつ?どこで?編】です

前回の道具編をまだ見ていない方はこちらからどうぞ

星を撮るのに覚えておきたい3つのこと【その1.道具編】

 

星を撮るのにいつが良いのか?

星空が綺麗な日がいいです。

 

当たり前ですw

その星空が綺麗な日でも撮影するとなると幾つか条件があります

 

まず1つ目が

月が出てない日、時間を選ぶこと

moon & plane

 

月の明るさをなめちゃいけません。

星を綺麗にたくさん写すためには

星以外は明るくないことがとっても大事です。

月の明るさは思った以上に明るくて、たくさんの星を見えなくしてしまいます。

 

撮影編で詳しく書きますが

星をたくさん写すために、肉眼では見ない星を長時間露光という撮影方法で

微かに光る星を写します

それを月が出ている時にやると

月の明るさで、撮れた写真はまるで昼間のような明るい写真になってしまいます

 

あまり、いい例の写真がなかったんですが満月に合わせて露出を合わせたもの

moon

SS 1.0 ISO 320 f5.6

 

これを通常の星撮影するときの設定に変更した場合の写真がこれ

擬似的露出補正を+5にしたので

SS 16.0 ISO 320 F5.6で撮った場合の写真になります

(本来はISOも1600、絞りもF2.8までにしますが、いい素材がなかったのですみません)

moon-2

 

空は完全に青空w

星なんて絶対にうつらないw

 

ちょっと乱暴な比較になってしまいましたが、こういうことになってしまうのを覚えておいてください

 

もちろん、月と星も写せますが、満天の星空にはならないです

なので、星撮影にベストなのは

 

新月の日とその前後3日間くらいはいいんじゃないでしょうか?

 

あとは、満月でも月が出ている時間が夜ではなく昼間に出ていて

夜は月が出てない日もあります

 

そんなこと言ってもいつ月が出て、いつ月が沈むかなんてわからないと思います

 

僕は月齢カレンダーというサイトを利用しています

月齢カレンダー

あと、月の出る時間、沈む時間を主要都市ごとに出してくれるサイトがあるので

こちらで月の出ている時間を見てます(方角もわかります)

月出没、方角

 

この月齢と月出没は星撮影ではマストサイトですので手のひらに3回書いて飲み込んでおいてくださいw

 

2つ目に

天気(雲がないこと)

これも当たり前といえば当たり前のことです

 

そんなの天気予報見ればいいじゃん!

そそ

天気予報見ておこう!

 

って判断するのは待って!

待て

 

予報が「晴れ」だと、

僕がイメージする空は昼間だと青空が広がった気持ちの良い空を思い浮かべるんですが

晴れにも色々あるんです

 

 

お天気.comさんでは晴れの定義をこう書いています

「晴れ」「曇り」「快晴」とは?定義は?

気象庁では全国の気象台で天気の観測を行っています。
気温や湿度、降水量などは観測機器によって観測値が求められますが、天気は目視で観測しています。逆に言えば観測機器だけでは正確な天気を知ることができません。

天気の晴れの定義は空に広がっている雲の量を目視で判断して、全天の8割以下が晴れとなります。
雲の量が9割以上は曇りとなります。1割以下は快晴です。

 

晴れの定義は雲の量が8割以下であれば「晴れ」なんです。

2割しか星空が見えてなくても「晴れ」ってことです

 

それきっついです

かなりきっついですw

 

天気予報も大事なんですが

雲の量をもう少し詳しく知りたいのと、撮影する場所で絞りたいので

ど定番ですがGPV天気予報を利用しています

 

GPV天気予報

 

gpv

こんな質素な感じのサイトですが、1時間ごとの雲の量がわかるようになっています

 

星を撮影する時間と場所から雲の量を確認するのも大切です。

 

ただ、あくまでも予報なので外れることもあります

 

良い方に外れれば「来てよかった!」になるので

予報をあてにしすぎず、「今日は撮るんだ!」の勢いも大事だったりしますw

 

 

次に3つ目

季節はいつが良い?

星空が綺麗に見れるのは、冬です

star

澄んだ夜空はたくさんの星が見れます

ただ、寒いですw

 

夏はどうかというと

冬に比べて空が澄んでないんです

僕は夏の夜空が冬に比べて澄んでないのは半信半疑でした

 

でも夏に撮りに行くと

「モヤっと」してるんです

 

湿度の影響だと思うんですが

空は晴れているんだけど、なんかモヤってしてるんです

この「モヤっと」はGPVではわからないんですw

困ったもんです。

 

まぁ「モヤっと」があっても夏に撮る星空はとっても魅力的な星空が広がっています

 

それは「天の川」です

天の川

 

星撮影するなら誰もが一度は撮ってみたいと思います

条件さえ整えば実はそんなに難しくはない「天の川」なんで

ぜひトライしてみて欲しい星撮影です

 

 

では最後は

どこで撮るといいの?

 

月と同じなんですが

暗いところです

 

光が多くて星が見えにくいところを

「光害」なんて言います。

 

とにかく光がなくて暗いところがいいです

 

・山の上

・田舎

・海(海岸)

なんかはオススメ

大抵、人がいないところに行く必要があるので

お友達を誘って複数人で行く方が安全です。

(僕は大抵一人で行きますがw)

 

最後に

最後にちょっとまとめると

 

星を撮影するのに機材も大事なんですが

何より、天気と月にとっても左右されます

 

綺麗な天の川を撮影しようと思ったら

・新月

・夏

・雲のない日

 

夏の6〜8月の新月の前後3日だけでも18日しかなく

そのうち天気に左右されるので年に10日もチャンスはないと思います

月齢カレンダーを見て、その月の新月の日をチェックして予定を入れておく

新月の日が近づいてきてらGPV予報で雲の量をチェックして星空撮影のスケジュールを立てておくことを

オススメします

 

 

 


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